無線LANルータ 親機の選び方

何をポイントに選べばいいかわからない
無線LANルータ 親機の選び方(2015.10.14)

家庭用の無線LANルータは、さまざまな種類の製品があって選ぶのが難しいですよね。
家庭内に無線LANルータが必要だということは分かっているけど、どの製品を選べばいいかよくわからない」という方に最適な無線LANルータを選べることができるように複数回に渡ってご紹介していきます。

ポイント1 無線LANの速度を決める
なぜ無線LANルータは、たくさんあるのでしょうか。それは、無線LANの速度に多くの種類があって、その速度ごとに製品化されているからです。1,300Mbps対応!866Mbps対応!というように対応している速度ごとに製品があります。そして、この速度が無線LANルータの価格を決めています。速度が速ければ速いほど価格も高価になっていきます。

無線LANルータの選定の基準としては、おおまかに予算の範囲内でまずは①どの速度帯が欲しいか、というのを決め、次に➁同じ速度帯の製品でどのメーカーの無線LANルータがいいか、比較検討して決めれば、納得した製品を決めることができます。

今回の記事では、①どの速度帯が欲しいかを紹介していきます。②同じ速度帯での製品比較は、次回以降ご紹介していきます。

さっそく無線LANルータが対応している速度の種類と価格帯をご紹介します。
(2015.10.28時点データ)
周波数
5GHz
周波数
2.4GHz
対応規格 価格帯 無線LANルータ比較表
1,734Mbps 800Mbps 802.11ac
n/a/b/g
14.979円〜

無線LANルータ親機の選び方
(①IEEE802.11ac 1733Mpbs編)
1,734Mbps 600Mbps
802.11ac
n/a/b/g
17,098円〜

1,300Mbps 600Mbps 802.11ac
n/a/b/g
15,000円〜
無線LANルータ親機の選び方
(②IEEE802.11ac 1300Mpbs/600Mbps編)
1,300Mbps 450Mbps 802.11ac
n/a/b/g
9,400円〜
無線LANルータ親機の選び方
(③IEEE802.11ac 1300Mpbs/450-300Mbps編)

1,300Mbps 300Mbps 802.11ac
n/a/b/g
8,500円〜
866Mbps 300Mbps 802.11ac
n/a/b/g
5,517円〜
無線LANルータ親機の選び方
(④IEEE802.11ac 866Mpbs/600-300Mbps編)
433Mbps 300Mbps 802.11ac
n/a/b/g

3,600円〜
無線LANルータ親機の選び方
(⑤IEEE802.11ac 433Mpbs/300-150Mbps編)
433Mbps 150Mbps 802.11ac
n/a/b/g

3,972円〜
300Mbps 300Mbps 802.11n 1,618円
~5,097円


5GHzと2.4GHzって?

無線LANの周波数は、5GHz2.4GHzの2種類あります。
2つの周波数の特徴を簡単にお伝えすると、2.4GHzは、干渉を受けやすいと言われています。電子時レンジやBluetoothなどが同じ周波数を利用しています。干渉を受けると電波が弱くなり無線LANの通信が不安定になります。また、干渉せずに利用できるチャンネル数が3と少ないです。チャンネルのイメージは、道路で例えると車線です。2.4GHzは、この車線が少ないのです。車線が少ないと運べるデータの数も少なくなり、速度が出ないということになります。
それに比べて、5GHzは、利用できるチャンネル数が19と多く干渉の可能性が少ないです。チャンネル数が多いので2.4GHzに比べると高速化されています。上記表のの比較でも2.4GHzは、最大600Mbpsに対して、5GHzは1,734Mbpsです。高速化をしたいのでしたら、5GHzの速度を重視して選ぶといいでしょう。なお、無線LANルータはもちろん、子機側(パソコンやスマートフォンなど)もその速度と規格に対応している必要があります。規格については、後述します。


※速度の注意点
表記されている速度は、あくまで理論値であって実際にはこのような速度は出ません。たとえば、ファイルコピーをする場合、ファイルコピーに利用するデータ以外にも相手に送るためにいろいろな情報を付加してデータを送っているため、実際の速度は遅くなります。実際の速度は、半分も出ればいいと言われています。

無線LANの規格について

上記の表に規格を書きました。無線LANにはいくつか規格があります。この規格によって使用できる周波数や速度が異なります。購入する際に規格の中身まで覚える必要はございませんが、購入した無線LANルータがどの規格に対応しているかを覚えておくと、子機側がどの規格に対応しているか調べるときに便利です。

最新の規格は、802.11acです。最新の802.11acに対応している無線LANルータでしたら、下位の規格である802.11n、802.11g、802.11a、802.11bに対応しています。無線LANには、必ずどの規格に対応しているか明記していますので、購入の際に確認するといいでしょう。

各規格の一覧を新しい順に記載します。

(IEEE 802.11n 800Mbpsの製品が出たのでマトリックス表に追加しました。) 
規格 周波数 チャンネル幅 アンテナ数 速度(最大)
IEEE 802.11ac 5GHz 80MHz 1x1 433Mbps
2x2 866Mbps
3x3 1,300Mbps
4x4 1,733Mbps
160MHz 1x1 866Mbps
2x2 1,733Mbps
3x3 2,600Mbps
4x4 3,470Mbps
IEEE 802.11n 2.4GHz/5GHz 20MHz 1x1 72.2Mbps
2x2 144.4Mbps
3x3 216.7Mbps
4x4 288.9Mbps
40MHz 1x4 150Mbps
2x2 300Mbps
3x3 450Mbps
4x4 600Mbps
4x4 256QAM 800Mbps
IEEE 802.11g 2.4GHz 20MHz 1x1 54Mbps
IEEE 802.11a 5GHz 20MHz 1x1 54Mbps
IEEE 802.11b 2.4GHz 20MHz 1x1 11Mbps

ちなみに私が購入したバッファローのWZR-1750DHP2は、IEEE802.11ac対応で最大1,300Mbpsとなっています。箱にもわかりやすく書いています。




どの速度にすればいいのか


私は、家庭内のネットワーク速度をどの程度まで上げたいか次第かと考えます。たとえば、家庭内に無線LAN対応のパソコンがたくさんあって、そのパソコン間で写真や動画のコピーやデータ転送速度を早めたいといった場合に速度を重視するにはいいと思います。実際、私は、ネットワークにあるハードディスクを使って写真データのコピーをしているので、転送速度は重視しています。

また、将来的に家族が増えたりして、家庭内の機器が増えて頻繁にデータのやり取りをする可能性があるのでたら、速度の早い製品を選ぶのがいいと思います。

逆に子機が古いのばかりで今後も当分買い足す予定がないという場合は、速度にこだわる必要はないと思います。
インターネット上のデータのやり取りの速度を上げたいと思っている場合は、過度な期待はできないと考えています。無線LANを高速化させても、プロバイダと契約している速度に縛られたり、インターネット上の通信混雑具合に左右されるです。
 プロバイダとの契約が100Mbpsの場合、無線LANの速度を1,300Mbpsにしたとしても、結局100Mbps以上速度が出ることはございません。家庭の中は1,300Mbpsですがインターネットに出るときは、100Mbpsに速度が落ちてしまいます。
 また、インターネット上の混雑具合にも左右されます。インターネットの通信は、自分と相手との通信速度です。前述したプロバイダ契約まで早くても自分が早くても相手が遅ければ速度が抑えられてしまいます。

結論は、家庭内の速度を上げたい場合に速度にこだわればいいと思います。逆に家庭内のネットワークを早くしたいというこだわりがなければ、気にすることはないと思います。


部屋の広さと電波の強さ


どの製品を購入すれば、無線LANの電波が部屋中に届くのか。非常に悩ましい問題です。というのも、 各メーカーともに製品によって、「3階建て/4LDK対応」、「2階建て/3LDK対応」となっていますが、あくまで参考であって、実際に電波が届くかどうかはその家の構造次第だからです。 また、電波の届きやすさは、明確な数値となっていないので各社の比較は実際のところわかりません。 購入する際は、各メーカーが出している部屋の広さは、あくまで参考程度に捉えるのがいいでしょう。
もし、部屋中に電波が届かなかった場合は、中継機を利用すれば電波を延長することはできます。そうなった場合は中継機の購入を検討されるといいでしょう。中継機は、当ブログでも取り上げていますのでご参考までに。
第8回 ①無線LANの電波が弱い・届かない場合、中継機を利用する
※無線LANの電波の強さは、電波法によって制限されています。したがって、各メーカーともに電波の強さは、限度ギリギリに設定していると推測されます。(数値は公表されていません)
【エレコム社 無線LANの電波の届く範囲・距離について】

ポイント①のまとめ

 
無線LANルータを購入する際のポイント①として、どの速度が欲しいかを決めることです。どの速度にするかは、利用用途によって決めるといいと思います。家庭内のネットワークの転送速度を早くしたい場合は、速い製品を購入するのがいいでしょう。

無線LANルータは、速度単位で価格帯があって速いほど高価になっていきます。

無線LANルータの規格について、最新は、IEEE802.11acです。この規格に対応している無線LANルータでしたら、下位の規格である802.11n、802.11g、802.11a、802.11bに対応しています。


各速度帯ごとに製品を比較

速度帯ごとに各製品を比較しました。無線LANルータの購入を考えている方には参考になると思いますので是非ご覧ください。
記事をご覧になっていただきましてありがとうございました!



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テーマ:無線LAN - ジャンル:コンピュータ

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